破壊的なブレイク・ビーツを乱射し、全世界に「革命を起こせ」と呼びかけるアタリ・ティーンエイジ・ライオットを率いるアレック・エンパイア。そんな彼も、本人名義ではインテリ音響系のアーティストたちと肩を並べ、ロー・ビートから高速ブレイク・ビーツまで、実験的な要素を前面に押し出したエクスペリメンタル・サウンドを披露している。しかし、じっとしていられないのか、Jaguer名義では歪みきったシンセを唸らせた発狂ミニマル・サウンドを、人目につかない闇の地下室で炸裂させている。――やはり、生粋のハードコア野郎なのだ。
(http://www.listen.co.jp/artdetail.xtp?artpg=rc&artistid=19074より転載)