ロシアのウクライナ侵攻は、サイバー空間とリアル空間の双方がからむ本格的な「ハイブリッド戦」となった。クリミア侵攻以降警戒感を強めたウクライナ政府とそれに協力する西側政府や民間機関は、少なくともサイバー空間の防衛についてはこれまでにない規模の防衛線を敷いていた。侵攻開始から1年が経って、そこで起きたことを総括するレポートが公表されている。 CDAC Paper (aspeninstitute.org) Aspen Insutituteの「The Cyber Defense Assistance Imperative Lessons from UKRAINE」というのがそれ。主筆者のラットレイ氏は…