野球において打者の能力を評価する指標のひとつ インフィールド上に飛んだ球のうち、ヒットになった割合で以下の計算式によって計算される BABIP＝(安打−本塁打)／(打数−安打−三振)
おそらく多くの阪神ファンがやきもきしているだろう。 佐藤輝明選手の状態が上がらない。ひっかけたようなゴロが多く、三振が多い。ドライブライン・ベースボール（以下、ドライブライン）にてデータ解析を行い、フォーム改良を行ったにもかかわらずその成果が出ていない。打てないにも関わらずクリーンナップにいるため、チャンスで凡退し、チームの得点が増えない。 などなど、このような不満を抱いているのではないだろうか。 しかしながら、実は佐藤選手は不調なのではなく、フォーム改良をした結果このような形になっているのではないか。つまり、決して不調なのではなく、まだフォームが一軍レベルの生きた球に対してアジャストできてい…
ボールが飛ばない？と言う事で話題になっていますが 主因はなんだろ？というと投手と感じてしまう管理人です。 先、結論来ていますが理由として投高打低が毎年、徐々に進んでいてボール変更による成績低下に感じない点が大きいです。 ボール変更による成績低下なら2010年、2013年のように前年との比較で明確な数字の変化があるのですが ないんですよね。 あの時はえっ？て感じで諸数値変わっており www.nikkansports.com 反発係数が変化した事で変化するだろうと考えられる数字が総て変化しています。 どういう数字が具体的にどう？変化するか？というとわかりやすいのはホームラン数でなくBABIP。 イ…
2024年4月22日時点の成績 4登板 24回 10奪三振 2勝 防0.38 WHIP0.58 セ・リーグ移籍で蘇った盟主の不沈艦。 サブマリンの球筋に慣れていない広島や阪神・横浜の打線を翻弄し、抜くスライダーやシンカーで大きく体勢を崩される打者も散見される。 被BABIP.147と運に恵まれているのも事実で、各球団が対策を講じて来る2・3巡目以降の対戦が正念場になるだろう。 [査定について] ・ナチュラルシュート ストレートは常時ナチュラルに沈む軌道を描く。 ・荒れ球 適度に高めに見せる真っ直ぐが一つの持ち味。 四隅を狙うコマンドがあるタイプでもない。 [パワナンバー] 10000 3246…
2023年成績 17登板 99.2回 73奪三振 6勝 7敗 防4.52 WHIP1.38 WAR1.6 亜大ツーシームを武器に通算69勝を挙げている実力者だが、昨季は年間通してコンディションが整わずに苦しむ結果に。 BABIP.341と運にまで見放されてしまっては苦しかった。 ただしtRAは3.50で投球内容自体は改善されており、今季はバウンスバックが見込めそうだ。 [査定について] ・対ランナー ランナー一塁時被打率.378 2本 LOB%も67.90%に終わるなど兎に角打たれ弱かった。 [パワナンバー] 10700 02443 51551 同僚達
2023年成績 46登板 45 2/3回 52奪三振 4勝 20H 2S 防1.77 WHIP1.14 WAR1.0 平均150.1kmの直球を高めに、フォークをアウトローに投げ込み三振とフライアウトの山を築く典型的2ピッチタイプのパワーピッチャー。 140km近い速さがあるフォークは弾丸フォークと称され、落差が大きくマネーピッチになるフォークとカウント用のスプリットに近いフォークを投げ分けているようだ。 防御率も2年連続1点台以下と優秀だが、余りにも多すぎる与四球をもう少し減らさないとBABIP(.186)の揺り戻しが来た時に苦しくなるだろう。 [査定について] 特には。 縦のスライダーは平…
開幕まであと約2週間となったプロ野球。 その中で巨人ファンにとっての不安材料とも言えるのが、余り調子が上がって来ない新外国人ルーグネッド・オドーアの存在でしょう。 そこで今回は、果たしてオドーアは現在どのくらいの実力を有しているのか、過去の来日外国人とも比較しながらMLBで残したスタッツを見ていこうと思います。 1.基本スタッツ まずは基本的な成績から。 去年のオドーアはサンディエゴ・パドレスに加入し、59試合の出場で打率.203 4本塁打 18打点 OPS.654を記録しています。 22年のボルモチア・オリオールズ時代よりもスタッツは向上しているのに出場試合数は減少していますが、これは単にパ…
2023年成績 29登板 26 1/3回 19奪三振 1勝 3H 防0.00 WHIP0.80 WAR0.6 被BABIP.159と言う凄まじい幸運に恵まれ、シーズン防御率0.00を記録したレフティサイド。 平均球速は143.4kmと平凡で、空振り率も高くないストレートはリバン・モイネロをも凌ぐ驚異の被打率.118を誇った。 流石に揺り戻しが来る事は間違いなく、投球割合の低いフォークを増やすなどの更なる進化が求められるだろう。 [査定について] 特には。 ノビAはBと迷ったけど中途半端な査定しても面白くないよね。 [パワナンバー] 10900 82357 21364
2023年成績 33登板 177回 214奪三振 7勝 9敗 防4.58 WHIP1.42 fWAR3.7 2022年にはア・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入ったホワイトソックスの本格派エース。 去年夏のデッドライン前から散々トレードの噂が流れ続けており、今年に入ってからもタイラー・グラスノーやコービン・バーンズらと並んで注目を集めていたが、遂にパドレスが動く事となった。 対価の4人の中にはフアン・ソト放出の見返りに今年獲得したMLB全体85位プロスペクトのドリュー・ソープも含まれており、あと2年保有出来るシース獲得のパッケージはそれなりに高くついたようだ。 [査定について] 特には。 被…
2023年成績 24登板 156回 86奪三振 11勝 7敗 防2.19 WHIP1.10 WAR2.2 現代野球では最早絶滅危惧種と言えるパームボールの使い手。 昨年はコマンドが冴え渡り、自身初の規定到達&リーグ3位の防御率2.19をマーク。 バッティングにも拘りがあり、50打席に立ってOPSは.685と並の野手を凌ぐ程の数字を残していた。 [査定について] 特には。 出力や奪三振能力の低下が顕著で、被BABIPの低さやtRA(3.63)を見ても今年は揺り戻しが来る可能性が高い。 [パワナンバー] 10000 82306 50730
遂に3月、球春到来、順位予想の季節ですね‼️ 毎年全く当たらないのでそろそろちょっとは当てたい。 1位 読売ジャイアンツ キーマン 野手:浅野翔吾 投手:大勢 タレント揃いの内野陣は勿論、ある程度計算出来るスターターが6枚揃い、横川や西舘がファームで待機すると思われる先発ローテも球界屈指の布陣と言って良いでしょう。 ブリンソンを切った事によって発生した大穴のCFさえ何とか出来れば間違いなく優勝を狙える戦力は揃っています。 勝ちパターンも大勢、中川、ケラー、バルドナードが年間通して揃えば去年とは全然違う。 去年7・8回を担った菊地や船迫がもっと良い意味で雑に扱えれば余裕が出て来るでしょう。 打撃…
クレイトン・エドワード・カーショウ ロサンゼルス・ドジャース(2006〜) 現役一ドジャーブルーが似合う男 2023年成績 24試合 13勝 5敗 2.46 パワナンバー:12400 82372 02052 メジャー屈指のサウスポー、ドジャースのカーショウ選手です。 4月にはMLB史上118人目となる通算200勝を達成。6月終了時点でリーグトップタイの10勝を記録していたが、7月初めに左肩痛でIL入り。8月に復帰したが、この離脱が大きく2019年以来の規定投球回到達とはならなかったが、防御率 2.46 13勝の活躍でチームの地区優勝に貢献した。ポストシーズン？うん*1。 基礎能力 球速 150…
2020年成績 18登板 111 2/3回 115奪三振 8勝 6敗 防3.22 WHIP1.07 WAR3.4 優れた三振奪取能力と打球管理能力を兼備するパワーアーム。 来日1年目のゴロ率は先発リーグ1位、空振り率は2位、tRA、K/BB、K/9は3位と各種の指標も上々の数字。 夏には1日にペットボトル15本分の水をがぶ飲みするらしい。 [査定について] ・球速安定 直球の平均153.1km 今年から日ハムに復帰するようですが、悪くない防御率の割に被BABIP.262、xFIP5.07とかなり不安な数字が残っているので過度な期待は禁物。 [パワナンバー] 10100 12225 40303
2023年成績 23登板 132回 167奪三振 10勝 5敗 防3.14 WHIP1.06 fWAR2.4 バッティングに注目される事が多い大谷翔平だが、今季はサンドバル、アンダーソンと言った実績のある同僚が苦しむ中でスターターとしても奮闘。 渡米後は痛打され続けて来たフォーシームの質が向上し、スイーパーと合わせて決め球となり得る強力な武器に。 ただ与四球が増加するなど全体的に昨季より安定感を欠く結果となっており、被BABIPの低さを見ても運に救われていた感は否めない。 [査定について] ・寸前 4-6回の防御率は5.05と中盤は滅多打ち状態。 スタミナ面の問題か？ [パワナンバー] 101…
2023年成績 18登板 28 2/3回 26奪三振 1勝 1敗 3H 防4.08 WHIP1.57 fWAR0.3 アンダーソン、ターリーをリリースした広島が獲得を発表したグラウンドボーラー。 カッター・チェンジアップ・シンカーの3球種で投球の大半を占め、ゴロを打たせる能力は高い。 被BABIPの高さが強調され今季は不運だったと報道されているが、xERAは4.16、xFIPは4.47と特に下振れていた訳ではない。 [査定について] ・投球位置右 一塁側プレートを踏むタイプ。 ファストボールの球威は無いので、メジャーで滅多打ちを喰らった平均141kmのNPB基準では速いチェンジアップが日本で通…
2023年成績 121試合 431打席 .244 18本 47点 OPS.729 WAR1.0 早々に巨人残留を決めたかつて優勝請負人。 今季はブリンソンにセンターの定位置を譲り、長野や梶谷とライトのレギュラーを争う中で自身2012年以来の規定未達と言う結果に。 BABIPが.247に沈むなど下振れた部分もあり、選球眼にも衰えは見られず復活を期す来季に期待。 [査定について] ・守備力 ライトのUZR/1000は8.2と普通に優秀。 反面332 2/3イニング守ったセンターでは-18.0とかなり苦しい。 因みに打つ方でもライトを守っている時は打率.279 OPS.841をマーク。 ・プルヒッタ…
