ベローソフ・ジャボチンスキー反応(Belousov-Zhabotinsky reaction) 。
系内の物質濃度が周期的に変化する振動反応の代表例。
マロン酸、臭素酸カリウム臭化カリウムを含む硫酸酸性の水溶液に、触媒としてオルト-フェナントロリン鉄(II)錯体(フェロイン)などの金属を加えると、酸化還元反応が周期的に起こる。
ベローソフが生物の代謝経路(クエン酸回路)を模倣した化学反応系の実験を行っている際に発見したが、当時の学会では認められなかった。彼の死後ジャボチンスキーが再度実験を行ってこの反応を立証し、認められるにいたったためこの名前となった。