ホンダはFFのハンドリングを極めていると思う.それを初めて深く認識したのが,コードネームCL7と呼ばれる7代目アコードだ.2002年デビューのアコードは,排気量1,998ccのCL7と2,354ccのCL9の2本立てだった.完全3ナンバーの車体サイズは,4,665mm x 1,760mm x 1,450mm で,当時としては相当大きい印象であったが,F30セダンと全長はほぼ同じである(つまり今でも結構大きい).初めてCL7セダンを運転した時の衝撃は忘れられない.まずコーナリングが気持ち良い.自分が狙ったラインに沿ってハンドルを切るだけで,測ったように車体にヨーが発生し,爽やかにコーナーをクリア…