1980年前後のアメリカのポップシーンというのは、ディスコブームもやや落ち着いてきて、イギリスのニューウェーブ勢の進出もまだこれからという状況でした(あくまで個人の印象です)。そんな中リスナーに受け入れられたのがソフトロック系の音楽やロックバンドによるバラードだったように思います。 このブログで紹介しているスーパートランプもその部類に入るのでしょうが、前回紹介したアンブロージアのようなアメリカ出身のプログレハードを基調としたサウンドでスタートしたバンドが、この時期バラード曲でのシングルヒットを放つようになってきました。 甘美なメロディと壮大に盛り上がるアレンジは、その後の「産業ロック」と呼ばれ…