1998年発売のネット対戦専用の3DFPS、Half-LifeのMODのひとつ。MODとは、ユーザー自身の手で作られた拡張ゲームのことで、通常は無償配布される。ただし今作はその出来のよさとプレイヤー数の増加のため有償となった。正式名称はCounter-Strike、略称はCS。
ゲームシステムは標準的なFPS。テロリストと特殊部隊の二つに分かれ、爆破解体・人質救出・VIP護衛などのルールに従って対決する。現在は爆破解体ルールがメインに行われている。FPSとしては、歩く速度が遅く体力が少なめという「リアル系」に属する。もちろん、AK47やM4A1など、現実世界でお馴染みの小銃が多く登場する(ただし版権の問題のためかゲーム中では少し名前が変えてある)。
ゲーム自体は古く、グラフィックも一昔前といった感じではあるが、ゲームの面白さ、奥深さ故にFPSにおいては世界でもっとも多くの人にプレイされているタイトルであり、CPLやWGCなどのような大規模な国際大会も世界各地で開かれている。今のところ、e-SportsはCSシリーズ抜きには語れないと言える。日本国内のプレイ人口は販売開始当初に日本語サポートをしていなかった事や同ジャンルのゲームタイトルとなるスペシャルフォースやサドンアタックの存在もあり、海外と比較すると決して多くはない。国内女性プレーヤー比率は1%前後とも言われている。
以前はHalf-LifeはWONネットワークを介してマルチプレイのサービスを提供していたが、CSのバージョンが1.6になると同時にSteamシステムに移行した。WONは現在既に廃止されている。
後にシングルプレイや新マップ、BOTが追加された、『カウンターストライク:コンディションゼロ(CS:CZ)』が発売された。CS:CZの発売と同時にCS1.7に移行する予定であったそうだが、これはお流れになってしまった。
ナムコが『Counter-Strike NEO』というLANに特化した日本語版CSを開発し、それをプレイできる店LEDZONEを蒲田と池袋にオープンしている*1。
HALF-LIFE2発売と同時に、後継作としてSourceエンジンを使った『Counter-Strike:Source』が発売された。
数字は左が現在のプレイヤー数、右が過去一ヶ月のプレイヤー数
*1:現在通信対戦のサービスは終了しており、プレイできるのは店内対戦のみ。