《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info DMH17系エンジンと液体変速機を組み合わせた国鉄の気動車は、1950年代後半から続々と量産され、全国の非電化路線で普通列車から準急や急行、さらには特急として都市間輸送までも担うようになりました。 そうはいっても、最大でも180PSという出力の低さは、特に優等列車での運用や、勾配線区での運用には難がつきまとっていました。できれば、高出力のエンジンを欲するところでしたが、ないものは仕方ありません。 特に優等列車に充てられる車両には、高い加速性能と高速走行性能が求められたため、キハ55系からは1両にDMH17系エンジンを…