この感覚はやはり愛おしい この感覚は、やはり愛おしい。 メセニーの音色は、自分にとって、感傷であり、希望であり、慰めである。 このアルバムのメセニーの朴訥な語り口というか呟きのようなものは、 久々に、私の心の奥深いところまで沁み込んでくるような気がする。 思えばこの人のフレーズというのは、極めて独特で、代替が利かない。 メセニーの奏でる音楽の質感や風景にマインドコントロールされた身にとって、 この独り語りは、ある意味、反則である。 どんどん、メセニーの地底へと潜り込んでいくような感覚・・・・ 愛おしい。 この音楽に、言葉はいらない。 1. The Waves Are Not The Ocean…