20年前「いつか愛せる」の出版と同時に、同名のホームページを作った。情報発信したいし掲示板で自助をやりたかった。本を書くときは苦しさを吐き出し続けたが、ホームページを作ってからは回復について書きたいことがあふれていた。自己分析や何を考え実行したか。そのうち夫にリサーチして夫側のことも書き出した。ページ毎に美しい写真を壁紙に選び、コンテンツを増やすのが楽しかった。 何より熱中したのが掲示板だ。当初は閑古鳥が鳴いたが次第に仲間が集まった。私と似たような経験をした女性たち。彼らの書く内容は少し前の自分を客観視するようだった。だから渦中の自分に伝えたかったことをレスポンスした。一般的な自助グループのよ…