昨年親父が亡くなり、諸般の手続きの中で戸籍謄本・抄本を入手することになった現代の戸籍はデジタル化が進んでいて、熱海市役所でもすぐに取れるのだが、古いものになるとそうはいかない。1~2週間かけて、尾張一宮市役所から取り寄せてもらった。縦書き・手書きの古めかしいもので、親父の生年(昭和2年:1927年)からの連綿としたアナログ資料だった。 そう、旧来からの戸籍というものも、自治体DXを阻んできた要因のひとつだ。すべてをデジタル化は不可能なので、ある時点以降をデジタルデータとし、それ以前のものはアナログのまま保管するという方法に落ち着いた。ただ、デジタル化するにあたって、困った問題があった。それが「…