前回記したように、目玉企画のレッド・ツェッペリン再結成は残念な結果に終わった、1985年のライヴ・エイドでしたが、ここまで規模の大きなイベントにお目にかかれることは、そうそうありません。『ボヘミアン・ラプソディ』でライヴ・エイドが再脚光を浴びてから、私もいろんな映像を漁って見ましたが、やはりリアルタイムで観たニール・ヤング (Neil Young) には格別の想いがあります。 ニール・ヤングは、カナダ出身のシンガーソングライター。元々はフォーク、カントリーに根ざした音楽で頭角を現しましたが、ある時はテクノ、またある時はロカビリー、はたまたグランジなど、よく言えば幅広い、別の言い方をすると節操の…