ÖBB 64は、DRGでBaureihe 24のボイラーとシリンダーを利用して製作された客車牽引用のタンク式機関車のBaureihe 64である。製造は1928年から1940年までで計520両誕生した。テンダー式のBaureihe 24(出力677kW)と比べ、テンダーを牽いていない分、出力も大きく(700kW)、全長は12400mmで割と小型であるため、後進の運用も容易でローカル線では重宝された。全体のフォルムも均整の取れた姿でファッショナブルな女性のヘアーカットの様だとして"Bubikopf"(日本語訳:頑固者・石頭)というニックネームが付けられたといわれている。ÖBB 64.311は、第…