Drake『Honestly, Nevermind』は、Drakeのディスコグラフィーの中でもかなり異質なアルバムである。2022年6月17日にサプライズ・リリースされた7作目のスタジオ・アルバムで、従来のラップ/R&B中心の作風から大きく離れ、ハウス、ダンス、Baltimore club的なビートを前面に出した作品として語られている。ただし、音が踊れるからといって、Drakeの言葉が明るくなったわけではない。「Texts Go Green」「A Keeper」「Liability」では、関係の断絶、未練、自己防衛が、クラブの低音の中でぼんやり浮かび上がる。 このアルバムを全曲和訳・解説で読む…