Java 関連技術。 基本的に Sun が策定したものである。 企業利用を意識した Java 構成セットである Java EE を構成する要素技術のひとつである。
EJB コンポーネントを動作させるためには、ほとんどの場合 Java EE コンテナと呼ばれるアプリケーションサーバが必要になる。 EJB はサーバサイドアプリケーション技術の一つだからである。 EJB を利用することによって開発、作成されたソフトウェア部品が再利用されるのではないかという淡い期待を感じさせる命名となっている。 また、データベースアクセスを行うソースコードを自動生成してくれるというエンティティビーンにも多くの期待が寄せられ、試用され、そして苦しめられるというシーンも多く見かけた。
その影響があってか、EJB の代替として POJO という概念も登場した。 DI コンテナ (Dependency Injection) を用いた Spring Framework や Seasar2 に、O/R マッピングフレームワーク Hibernate と Struts や JSF 付きで Servlet に組み合わせて EJB は一切使わないで開発するスタイルである。
現在苦しめられなくなるような、逆に使えば楽になるような EJB 3.0 が登場している。 EJB 3.0 では POJO の概念が取り入れられた。 Java SE 5(Java5)から導入されたアノテーション機能により、XDoclet に頼る必要もなくなった。