■外国語のカタカナ表記についてふたたび。 KとGの話 前回のように、いままで外国語の変なカタカナ表記についてたびたび苦言を呈してきた。苦言を、文句とかいちゃもんと言い換えてもいいのだが、私と同じようなことを言う人を見かけないのは、「私が変なのか?」ということなのだろうが、どうです? 今回はKとGの話に限る。 まずは、タイ語の話だ。タイ語にはgの音はない。ngはあって、カネは「ングン」のような発音になるが、gで始まる単語はない。それなのに、近頃、「カオマンガイ」という表記をやたらに見かける。料理名を分解すれば、カオ(飯)・マン(脂)・カイ(ニワトリ)となるのだが、ニワトリを「ガイ」と書きたがる人…