by Kenard Pak 語数 199 あらすじ ある晩秋の午後、 二人の姉弟は、林の中にいました。 かすかな風が吹き、 枯葉は空に舞い上がり、 鳥たちは、 南へ飛び立つ準備を始め、 動物たちは、 冬に備えてたくさん食べています。 帰り道、 夕暮れは長くなり、 影は通りの向こうまで伸びて……。 深まる秋にお別れし、寒い冬を迎えます。 感想 晩秋から初冬にかけての季節の移ろいを、 姉弟(子ども)からの視点で描いた作品です。 秋風を表現した「wispy wind」は、 優しい風が思い浮かびますし、 赤く染まった夕焼けの空が町を覆う様子は、 「downy, soft blanket」と表現されて、…