『「こころ」はいかにして生まれるのか(櫻井武)』を読んだ。再読である。渡米に際して、オレキシンという覚醒を維持する物質を抑制する睡眠薬を処方してもらった。そのオレキシンを含むさまざまな神経伝達物質への言及があり、機内の読書用にと手に取った。 本題は「こころ」である。しかし、「こころ」は抽象的な概念であって、科学的に明確な定義はなされていないそうだ。つまり、科学で取り扱う対象ではないという。 その「こころ」を科学してみた。というものだ。さすが、ブルーバックスである。 「こころ」という人間の精神活動を科学的に読み解くと、普段、自らがコントロールしているかのように思っている「こころ」というものが、無…