High Velocity Armor Piercing、高速徹甲弾。
質量を高めるより速度を高めた方が貫徹力の増加に効果が期待できることから、硬く重い弾芯の周囲に柔らかい軽金属の殻を被せた構造をしている。
通常の砲弾と同様の形状だが、比較的軽いため初速が早い。着弾時は柔らかい外周部が潰れ、硬い弾芯だけが装甲を貫徹する。弾芯は細いため抵抗を受け難く、貫通効果は高い。
しかし飛翔中の前面投影面積は通常砲弾と変わらず、軽量なため空気抵抗の影響を受け易い。従って遠距離では通常の徹甲弾よりも貫徹力が低下することになる。