HYAKUME

そういえば砂漠の灯台守というイメージは、拙作『鍵男』執筆中に浮かんだものだった。 あのイメージを押し拡げて、もう一作書けそうだな。novel.daysneo.com ぜひヘッドホンで。 ↓ 砂の男 - YouTube

春靄 - YouTube 春靄『しゅんあい』とは春がすみ。 熾烈ではなく、ダイレクトでもなく、そこにあるのにどこかおぼろでやわらかい。 極めて日本的な情景だと思う。 ここでは耳ざわり、というよりも音ざわりと呼びたくなるほどひとつひとつの音がやさしく扱われていて。 たとえばピアノひとつをとってみても、ハンマーの打弦の瞬間を間近でみるようで生々しい。 なのにどの音も露骨でなく、なれなれしくもなく、それでいて余所余所しくもない。 群れずに凛と立っているのである。 HYAKUME改めTakeshi Saitoの新作。 ちゃくちゃくと自分の世界を掘り当てて行っている感がした。 Xでは #hyakumes…

*1youtu.be やさしくそっと音をそこに置いていくようなピアノが素敵です。美しい。森の底にひとりでいるような眺め。昨日から何度も聴いています。— Yamio (@Yamio42529836) November 9, 2023 仕事中に通知を知りましたがスマホで聴くのはもったいなくて。帰宅してヘッドホンで聴きました。ずっと聴いていたい。— Yamio (@Yamio42529836) November 9, 2023 いや、 ずっとそこに居たい、と思う。 ☾☀闇生☆☽ youtube.com open.spotify.com *1:HYAKUME 改め takeshi saito

評価とか再生数とか、あまり興味がない。美しい場所に音符を置く事以外、考えてないし、他はどうでもいい。— HYAKUME (@HYAKUME1979) June 18, 2023 そうありたいと思う。 そう思って書き続けてもきた、つもりだった。 美しさってのは、そういう無我の一瞬に現れるものだから。 中学には弓道部があった。 校庭の東端に武道場と棟を同じくする弓道場があって。 あたしゃサッカー部に所属していたのだが、先輩が蹴り損ねたボールを拾いに走るたびこの付近に立ち寄った。 フェンス越しに見えたその光景。 道着に身を包んだ同級生たちが並んで弓を射ている。 きりりとした居住まいも、その形式にのっ…