この曲の邦題は「犬を連れたルネとジョルジェット」ですが、もう少し正確に書くと「戦後、ルネとジョルジェットのマグリット夫妻は犬とともに」というタイトルになります。この曲のモチーフとなったのはシュールリアリズム画家として有名なルネ・マグリット。彼の作品はコラージュや騙し絵の手法を取り入れた作風が特徴で、独特の透明感を持っていて私も好きな画家です。また、彼の作品やそのアイディアを拝借したロックのアルバムジャケットが多いのもよく知られています。 例えば、こんな感じで。 光の帝国(1953) 白紙委任状(1965) ピレネーの城(1959) マグリットはベルギー出身の画家で、派手で破天荒な生活とは無縁の…