道路にいる「家畜」が、ヘッドライドを浴びる?! 来年は、丑年。かつての日本は、「街の中」に牛や馬がいました。にわかには信じられないかもしれませんが、本当なんです。その様子がわかる文章を『竹頭帖』(宮田重雄/文藝春秋新社 1959)より紹介します*1。 向こうからの車も、こっちの車も、強烈な前照灯(※ヘッドライトのこと)の光を、カチ合わせて、その間に入った人間や家畜などは、一瞬まるで見えなくなってしまうという経験を、誰でも持っているであろう。あれは危険極まりない。 「人間や家畜」とサラッと書いてますが、ヘッドライトが「カチ合わせ」る交通量の場所に、家畜がいたのですね。びっくり。 街の中の牛 以下…