本隆寺(ほんりゅうじ)は、法華宗真門流の総本山で、正しくは慧光無量山本妙興隆寺という。法華宗京都八本山の一つである。 開山は中山大納言親道卿の子・日真で、後に、後柏原天皇により日蓮聖人の正当な流れであることを証する大和尚の称号が下賜された。当時は、長享2年(1488年)に四条大宮に創建されたが、四代日映のとき、天文法乱により焼失し、天文11年(1542年)に現在地に再建された。十代日遵のとき、京都御所の炎上により類焼し、明暦3年(1657年)に名匠坂上作左衛門が再建した。 享保15年(1730年)と天明8年(1788年)の二度の大火では、西陣一帯が焼け野原となったが、当時の本堂と祖師堂は、奉祀…