少し前になるが、アダム・グラントの「ORIGINALS 誰もが『人と違うこと』ができる時代」を読んだ。彼の著作は3冊読んだが、どれにも凄く影響を受けた。 誰にでも個性やクリエイティブティはある。しかし、それが発揮できるかどうかは、個人の問題だけではない目に見えにくい何かに影響されるのだろうと感じる。彼の記述の一部を取り上げて、僕の感覚を少し書いてみたい。 経済学者アルバート・ハーシマンによると、満足のいかない状況に対処する方法は4通りあるのだそうだ。それは、「離脱」「発言」「粘り」「無視」 「離脱」とは、その状況から完全に身を引くこと。もうその試合から手を引くということだ。 「発言」とは、その…