新しい映像が公開されるたびに、 浜田麻里というアーティストの世界は、 少しずつ、しかし確実に形を変えていく。 それは派手な変化ではなく、 静かに深まっていく変化だ。 音と映像がひとつの方向へ収束し、 長い時間をかけて育まれてきた美学が、 再び輪郭を取り戻していく。 『Black Rain』から始まったその流れは、 『Tomorrow Never Dies』を経て、 『Rhapsodiaris』でひとつの到達点を迎えた。 三作を並べて見ると、 そこには明確な“軌道”が存在する。 そして今、 『INCLINATION IV』という節目を迎えるにあたり、 この三作が示した世界観の統一は、 あまりにも…