先日、JASPER (Joint Attention, Symbolic Play, Engagemen and Regulation)という自閉スペクトラム症への早期支援プログラムの概要についての講演を聴講しました。言葉の発達には、共同注意(Joint Attention)という、指さしや視線などの身振りを使って相手と同じものを見る(共有する)ことが重要です。定型発達の場合、1歳半頃までには共同注意の発達がみられ,対象物の共有をしながら大人が言葉を発する(ワンワン、ブーブーなど)ことで言葉を獲得していきます。自閉スペクトラム症児はそこが弱く、JASPERは、遊びを通して他者と物事を共有する力…