社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は、インターネットの円滑な運営を支えるための組織です。
1969年にアメリカで四つの大学機関を結んだARPANETを起源として産声をあげたインターネットは、当初は大学や企業の研究者を中心に静かに世界に広まっていきました。しかし、1990年代の初頭に商用サービスが開始されて以来、インターネットは企業のみならず一般家庭にも広く浸透し、社会システムにまで影響を及ぼすほどの規模と広がりを見せています。
今後、インターネットは、ますます重要性を増し、ライフラインのひとつとして今以上に欠かせないものになると思われます。しかし、それを支える基盤として、安定的に膨大な情報を迅速かつ正確に伝えるためには、インターネットの的確な運用管理が欠かせません。
JPNICは、国際的に運用・管理される必要のあるIPアドレスを扱う国内唯一の組織であるばかりでなく、2002年度JPドメイン名業務をJPRS(株式会社日本レジストリサービス)へ完全に移管した後、JPドメイン名の公共性担保、ICANNとの国際的な協調などの公益目的実現のための業務に取り組んでいきいます。
さらにインターネットにかかわる各種の調査・研究や教育・啓発活動などを通じて社会に貢献しています。
世界規模で動くインターネットを円滑に運営するために、JPNICは日夜努力しています。