過去にKdV方程式の解を数値計算により求め、その挙動を視覚的に観察したことがあった。また、前にソリトン解を初期値にした場合の解の挙動を観察したこともあった。今回は、ソリトン解とは少し異なる解を初期値にした場合の解の挙動を観察してみようと思う。
前にKdV方程式の解を数値計算により求め、その挙動を視覚的に観察したことがあった。今回は、KdV方程式のソリトン解(1ソリトン解)を解析的に求めるとともに、ソリトン解を初期値にした場合の解の挙動を観察しようと思う。
KdV方程式は1895年にKortewegとde Vriesによって提出された方程式であり、浅水波の減少を記述したものである。また、解の挙動が非常に面白いことでも知られる。KdV方程式は非線形偏微分方程式であるものの解が明示的に解けることでも知られるが、この記事では、数値計算法によりKdV方程式の解を求めたのち可視化し、その挙動を観察する。