≪あらすじ≫ 著名な遺体保存処理の専門家(タナトプラクター)のミレイユ(平栗あつみ)は、母の葬儀ために30年ぶりに故郷ケベック州アルマに戻ってくる。母の遺体の防腐処理をするために。兄・ジュリアン(本多新也)とその妻・シャンタル(一谷真由美)、弟・ドゥニ(玉置祐也)と末弟・エリオット(小栁喬)ら家族とも久しぶりに再会するが、歓迎されていない。 保存処理の作業の最中、交わされる家族との愛憎を含んだ会話。過去と現在の互いの思いが交錯し、やがて母が残した遺言によって、家族の秘密が徐々に明らかになっていく。 現代カナダ演劇を代表する作家ミシェル・マルク・ブシャールの作品。2019年5月にモントリオール …