瀧本さんによれば、資本主義には「自分の少数意見が将来、多数意見になれば報酬を得られる」という仕組みがある。そのために未来の多数派が支持する「逆説的な真実」をいち早く発見すること。これが投資家=逆張り的な生き方には重要となる。そのためには普段の訓練が欠かせない。たとえば、何か意見を聞いたとき、その逆を考える習慣をつける、ニュースの裏を読む、業界の常識とは反対のことをリストアップする、誰もが見放した人を手助けする……などなどだ。そして、みずからが発見した「逆説的な真実」を、いち早く商品やサービスにすることで、市場の支持を集めていくわけである。 (綿野恵太『「逆張り」の研究』) 以下は一年前の日記、…