METライブビューイング・オペラ《リゴレット》を観た記録。東劇。 www.shochiku.co.jp youtu.be またまた決闘モノでした。男の見栄や男社会の生きづらさから溜め込んだ憎しみのために女が犠牲になる話、と私は見た。 昨年度聴いていたラジオフランス語講座で、オペラ《ペレアスとメリザンド》の展開に対する講師のコメントで、「なぜ悲劇ては女が死ぬのか。ミソジニーではないのか」というものがあった。いや、ほんとうに。 最後の死ぬときには赦しを与えてゆくので、聖母マリア的な慈愛の象徴にもなっていて、勘弁してくれと思ってしまう。 さて、《リゴレット》本編。 明るい曲調と裏腹に、進行している物…