「アメリカの鏡・日本」を読んだ。内容も濃くかったので読了後のやり遂げた感があった。アメリカ側視点での太平洋戦争の描写は、当然日本側視点の情報と異なるものでもある。また、著者はアメリカの体制側の人間であるため、当時の戦況やアメリカの心理描写を的確に理解していた。そして、日本から見たときのアメリカの不可解なふるまいがわかったという点で、妙な納得感を得た。次の流れで見ていく。・ヘレン・ミアーズ・日本での出版・アメリカの鏡とは・アメリカの他国に対する行動原理、考え方 ■ヘレン・ミアーズ 原著、「Mirror for Americans:JAPAN 」は アメリカで1948年に出版された。日本の敗戦後か…