無料で自由なライセンス(GPL)の元で配布されている機械支援翻訳ソフトウェア。
翻訳メモリや用語集(グロッサリ)を用いながら翻訳作業を効率的かつ高品質に実施することができる。
翻訳対象の文を選択すると、用語集(グロッサリ)から単語訳を参照したり、あるいは過去の訳文を参照して現在の原文に近い訳文を表示してくれるファジー参考訳文機能がある。また、同じく過去の訳文と完全一致した場合は、デフォルトでそのまま翻訳が終了する。
Java で記述されているため、様々なプラットフォーム上で動かすことができる。
なお、翻訳を支援するためのソフトであり、機械翻訳ソフトとは異なる。
基本的に翻訳自体はユーザーが実施する必要があるが、OmegaT には機械翻訳を参照する機能も備わっており翻訳作業を自動的に実施することも可能であり、それらの併用も効果が高いものと考えられる。
類似するソフトウェアでは有償ソフトとして SDL Trados Studio が挙げられる。
翻訳を職業とするものの多くは、翻訳作業に Trados や OmegaT といった機械支援翻訳ツールを利用することが一般的である。
ちなみに、初めて機械支援翻訳を利用する方には、無料で利用出来るマイクロソフト提供の用語集を併せて入手することを推奨する(OmegaT サイトでも利用を推奨している)。