前回の続きです。 bismarc256.hateblo.jp 結論から言うと、RHEL 8にOracle19cをインストールする時のポイントは以下の4点になります。 19.3にはRHEL 8に固有の前提条件チェックは含まれていない為、OSが RHEL 8 であると想定して関連するチェックを実行させる為、環境変数をセットする RHEL 8上に19.3はそのままではインストールできない為、-applyRUモードを使用して19.6以降のRUをインストールと同時に適用する -applyRUモードは19.3に同梱のopatchでは実行できない為、最新のopatchを使用する SELinux を "per…
とある案件でRHEL 8上にOracle19cをインストールする事になりました。 RHEL 7の時とは異なる制約がいくつかあるので、以下にインストール方法を記載します。 検証に使用した環境は以下の通りです。 Oracle Restart(SIHA) EE 19.9 RHEL 8.3
TL;DR 前提 DBMS_CRYPTOパッケージ 公式ドキュメント 利用の前提条件 利用例 使い方例(暗号化) 使い方例(復号化) 関数インデックス 暗号化キーの隠匿化 SOURCEを秘匿化しながらストアドファンクションを定義 セキュリティ的な評価 TDEとの比較 TL;DR OracleはDBMS_CRYPTOという暗号化関数がまとまった標準パッケージがある。 引数のデータ型はRAW型(デフォルトで最大2000bytes、設定変更で32757bytes)。CHAR/VARCHAR型との変換はUTL_I18Nパッケージを用いる。 暗号化関数DBMS_CRYPTO.ENCRYPT関数 / 復号…
最近携わっているシステムでOracle Databaseを使用しており、参照整合性制約(外部キー制約)の構成列に対してインデックスを作成する・しないの話が出ました。 参照整合性制約の構成列に対しては、インデックスを作成することを基本路線として考えた方がよいと思っていますが、せっかくの機会なので、今回は参照整合性制約の構成列に対してインデックスを作成することによるご利益について調べてみました。
過去の記事でも書きましたが、Oracle Database 23cから従来型監査がサポートされなくなり、統合監査を使用しなければいけなくなりました。 今回は統合監査を使用するために必要な設定や、従来型における標準監査相当を行うための監査ポリシーの作成方法などについて調べてみました。なお、実機調査の際は、Linux x86-64版Oracle 19c(19.22.0)のRAC環境を用いて行いました。
Oracle Enterprise Manager (OEM)を使うと、複数のサーバーで稼動する Oracle Database を一括で管理する事が出来ます。 本記事では、OEMをLinux サーバーにインストールし、監視対象のデータベースを追加する手順をまとめました。 Oracle Enterprise Manager (OEM) とは Oracle Enterprise Manager Cloud Control (OEM CC) の構成 構築手順 OSパッケージの確認 リポジトリデータベースの構築 OEM CC のインストール OEM CC インストーラの起動 OEM CC インストー…
Oracle Database 19c 単一インスタンス・データベース インストレーション・ガイド Linux x86-64 版 https://www.oracle.com/jp/a/tech/docs/technical-resources/19c-sidb-installationguide.pdf RPMベースのインストールの制限事項とガイドライン https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/ladbi/restrictions-for-rpm-based-installations.html#GUID-22C1C4C1-49BE-4664-9A73-E9…
非効率な実行計画が選択されたことで、SQLの性能が悪かった場合、Oracle DatabaseではSQLにヒント句を付与することで、効率的な実行計画を選択させる手段を採ることが多いかと思います。 一方で、パッケージ製品が発行するSQLや、様々な事情によりアプリケーション(が発行するSQL文)の改修が困難な場合、SQLにヒント句を付与する対応ができない場合もあります。 Oracle DatabaseにはSQLの実行計画を管理する、SQL Plan Management(SPM: SQL計画管理)という機能があり、これを使用することでSQLを書き換えることなく、意図した実行計画を選択させることがで…
Mackerelでは、RDBのMySQLやPostgreSQLのメトリック監視のプラグインは公式提供(PostgreSQLを含むプラグイン集およびmackerel-plugin-mysql)しているのですが、Oracle DBについては(意外なことに?)公式では提供がありません。 Oracle DBのメトリックを取得するサードパーティープラグインとしては、mattnさんが作られたmackerel-plugin-oracleというものがあります。最近にこの利用実験をしてちまちまと落とし穴にハマったので、後世のためにまとめておきます。 ビルドと設定の結論 グダグダ書いていると「ビジネスのスピードじ…
こんにちは、テクニカルサポート課の 佐藤 光晃です。 本ブログは RDS Custom for Oracle DB インスタンスを立てて少しだけ触ってみたブログとなります。 RDS Custom について 責任共有モデル RDS Custom の利点 RDS Custom for Oracle 事前準備 要件 おおまかな手順 RDS Custom for Oracle DB インスタンス作成 Amazon S3 バケットにデータベースソフトウェアをアップロード RDS Custom for Oracle カスタムエンジンバージョン (CEV) を作成 RDS Custom for Oracle…
前回に続き、プラガブルデータベース(PDB)を使って繰り返しテストで使用できる様な環境の構築手順について、纏めてみました。 前回は構築準備として、テスト環境のベースとなるPDBの構築手順で終わっていたので、今回はテスト用に繰り返し利用できるPDBの構築部分を纏めています。
現在携わっている案件で、テスト環境のデータベース(Oracle Database)部分を設計することになり、プラガブルデータベース(PDB)を使って繰り返しテストで使用できる様な構成を検討した際に、OCI環境を使って構築手順を試したので、その結果を纏めてみました。
前回に続き、Oracle Database19cと23cの隠しパラメータを比較した結果を纏めた最終回。今回は19cと比較して23cで新規に登場した隠しパラメータのうち、最後に残った_s~_zから始まる隠しパラメータを記載する。※19cとの比較による新規隠しパラメータの抽出であるため、20c,21cで新規登場したものも23cでの新規として記載する。隠しパラメータ数が多いため、PCでの閲覧推奨。
前回に続き、Oracle Database19cと23cの隠しパラメータを比較した結果の纏め。今回は19cと比較して23cで新規に登場した隠しパラメータのうち、_l~_rから始まる隠しパラメータを記載する。※19cとの比較による新規隠しパラメータの抽出であるため、20c,21cで新規登場したものも23cでの新規として記載する。隠しパラメータ数が多いため、PCでの閲覧推奨。
前回に続き、Oracle Database19cと23cと比較して、23cで新規に登場した隠しパラメータのうち_g~_kで始まる隠しパラメータを記載する。※19cとの比較による新規隠しパラメータの抽出であるため、20c,21cで新規登場したものも23cでの新規として記載する。隠しパラメータ数が多いため、PCでの閲覧推奨。
前回に続き、Oracle Database19cと23cの隠しパラメータを比較した結果のうち、23cで新規に登場した隠しパラメータについての纏め。新規登場のパラメータ数が1388個と非常に多いため、4回に分けて記載することとし、今回は_a~_fで始まる隠しパラメータを記載する。※19cとの比較による新規隠しパラメータの抽出であるため、20c,21cで新規登場したものも23cでの新規として記載する。隠しパラメータ数が多いため、PCでの閲覧推奨。
前回に続き、Oracle Database19cと23cの隠しパラメータを比較した結果の纏め。今回はデフォルト値や設定範囲(ALTER SESSION/SYSTEM可否)、名称変更されたと思われる隠しパラメータを記載する。 ※文字数が多いためPCでの閲覧を推奨