オーボエバンドの流れを汲むオーボエ2、ホルン2、バスーン2または1という構成の合奏は、18世紀後半になっても各所で受け継がれました*1。機能や運営主体も依然として広範で、作品としてはハイドンがエステルハージ家の副楽長時代に書いた「ディヴェルティメント」あるいは ″Feldparthien″ (Hob.II:3, 7, 15, 23 *2 )、モーツァルトがザルツブルグの大司教のために書いたディヴェルティメント群 (K. 213, 240, 252 (240a), 253, 270。K. 289 (271g) は疑作) 、ディッタースドルフの「パルティア」群などが挙げられます*3。 一方でこうし…