UNIXを開発したBell研究所が、1990年代にリリースした次世代オペレーティングシステム。
従来のUNIXが抱えていた様々な問題を解消すべく、はじめから分散型コンピューティングを前提に設計されています。
新たに開発されたname space管理方式により、どの端末からも同じ環境を利用できるような仕組みを持っています。
また、ネットワーク利用を前提に、端末や各種サーバの役割を分散させることで、セキュリティの向上と、ユーザレベルでのファイルバックアップ作業の低減が図られています。
1992年 first editionが学術向け限定でリリース。
1995年 second editionがbook-and-CD formでリリース。これが一般に公開された最初のedition。
2000年 third editionがインターネット経由でリリース。この版から無償版となる。
2002年 fourth editionがリリース。現在に至る。
最近では、産業技術総合研究所によるXenoppix (KNOPPIX + Xen)のゲストOSとして採用され、簡単に試すことができるようになっています。