お客さま第一——しかし設計変更があると大変 2012年に経済産業省が公表した電炉業再編の指針「金属素材競争力プラン」をきっかけに、岸和田製鋼は事業基盤の再整備に着手した。そのときのウエイトは基幹系ITシステムの見直しより、圧延工程の更新によって製品(鉄筋)の種類を拡充すること、配送・配車の最適化で顧客(発注者)満足度を高めることにあったように思われる。 事業改革を進めていくなかで、ITシステムの硬直性が目につくようになった。その原因を探って行くと、営業、調達、生産、出荷、経理といった部門間で、スムースなデータ連携ができていないことが見えてきた。 鉄筋の受発注と清算は鉄の総量(トン)で行われる。…