2003年に発売したAppleの最新ハイエンド (プロ向け) デスクトップ。
ボディはアルミニウム合金で作られており、前面がメッシュになっている。
メッシュから空気が入り込み、内部を通過して効率よく冷却できるようになっている。そのため、PowerMac G4で問題になっていた動作時の騒音が1/3に減少した。
また、後ろにあるレバーを操作するだけで、側面のカバーが外れるようになり、メンテナンスやメモリの増設も行いやすくなった。
パーソナルコンピュータとしては世界初となる64ビットプロセッサ「PowerPC G5」を搭載。使用できるメモリ容量は最大16GBまで拡大。*1
2005年10月発表のハイスペックモデルで、2.5GHz デュアルコアPowerPC G5を2基搭載したPower Mac G5 Quadが登場した。
Power Mac G5 QuadにはVelocityEngineが4基、倍精度浮動小数演算ユニットが8基搭載されており、その他のモデルもデュアルコアPowerPC G5を1基搭載する。
2003年6月にPower Mac G5 シングル1.6GHz、シングル1.8GHz、デュアル2.0GHzを発表。
2003年11月にPower Mac G5 デュアル1.8GHzを発表。それに伴い、シングル1.6GHzモデルの価格が安くなった。
2004年6月に全機種デュアルプロセッサ搭載の新ラインアップを発表。最上位機種のデュアル2.5GHzのみ水冷式の冷却システムを搭載する。
2005年4月にDVD+R DL書き込み対応のSuperDriveを搭載し、Mighty Mouseを付属した新ラインアップを発表。最上位機種のデュアル2.7GHzのみ水冷式の冷却システムを搭載する。
2005年10月に全機種デュアルコアG5プロセッサを搭載し、拡張スロットの規格をAGP 8x ProとPCI-XからPCI Expressに変更したPower Mac G5 Dual/Quadを発表した。最上位機種のPower Mac G5 Quad(2.5GHz)のみ水冷式の冷却システムを搭載する。
*1:2005年10月発表のPower Mac G5 Dual/Quadの場合。2005年4月以前のモデルは最大4GBまたは8GBまで。