日本脊椎・脊髄神経手術手技学会(JPSTSS)のオンデマンドは、非常に興味深い講演が聞けて勉強になります。 綾部ルネス病院の深谷先生の、”LLIFにおける合併症を回避する基本手技”、という講演が、非常に教育的でした。大腰筋の前から入るアプローチだと、尿管、大血管損傷の可能性があるので、経大腰筋transpsoasでアプローチする、という施設は多いと思います。私も、基本的には、そうしていましたが、大腿神経障害の可能性があります。彼らは、60%に存在しているというPsoas minor muscleのTendonを確認して、それの背側より侵入すると安全、ということでした。大腿神経は大腰筋内の背側で…