TBM から CBM や RBM へ移行しつつある変電所の保守の動向について説明する。 変電所の保守の目的は,変電所の電気工作物が常に法令で定める技術基準に適合するように,その性能を維持し,事故の未然防止を図ることである。そのため,変電所の設置者は,機器の構造や性能を熟知し,巡視・点検などの実施により,機器の性能維持及び回復を図り,不良箇所の早期発見に努めている。 時間基準保全 TBM 状態基準保全 CBM 信頼性重視の保全 RBM 参考文献 更新履歴 時間基準保全 TBM 機器の保守は,かつて主に,事故が発生した場合に対応するという事後保全の考え方がとられてきたが,現在は,一定期間ごとに巡視…