キングが言ってたんですけど、「読書は井戸の手押しポンプを押すのに似ている。最初は抵抗が大きいけど、呼び水をくれてやって何度も何度も押しているとやがて軽くなってどんどん水が出てくる」って。完全にうろ覚えですが、大意はこんな感じでした。キングが言ったのと似てるんですが、私にとってキングの作品を読むことは、巨大な石の車輪を押すことに喩えられます。最初はとても重くて、少し動かすのにも結構な力が必要なんだけど、一旦勢いがついてしまえば全てを押し潰しながらすごい速さで転がって行き、もう止めることは困難です。押さなくても勝手に転がって行ってしまいます。※ただし良作に限る。 ていうわけで、はい。S・キング作「…