シフトJIS の成り立ちには、歴史的な経緯がある。この辺の話は、『インターネット時代の文字コード』(共立出版、2002年;現在は絶版)に詳しく書かれている。本稿も、かなりの部分、この本を参考にさせていただいた。1969年に JIS X 0201 が制定された。これは、ISO 646 の拡張と見て良い。7ビット版と8ビット版の両方があるらしいのだが、ここでは、8ビット版について説明する。8ビットということは、2の8乗=256通りの表現力があることになる。先ずこれを16進数で表す方法について復習したい。図では、行(横方向)、列(縦方向)ともに0からFまでの16個、つまり16の2乗=256個のマスで…