正式名称は、Seoul International Cartoon & Animation Festival。
アジア最大のマンガとアニメの映画祭“SICAF”(ソウルインターナショナル カートゥーン&アニメーションフェスティバル)。1995年に始まり、2006年で10回目を迎える。ソウル市庁や文化観光省のサポートを受け、国をあげてのイベントとして、今やアニメ映画祭として最も有名なフランスのアヌシー映画祭に次ぐ規模になりつつある。
2006年も、世界54ヶ国以上から計1204本の作品が出品され、部門も長編映画部門、短編映画部門、テレビ映画部門、委託映画部門、インターネットアニメーション部門他、多岐に渡る。アニメーションの展示会やファンイベント、作品企画のプロモーションなど、映画祭だけでなく、ビジネスやファンイベントが一緒に行われる大掛かりなイベントである。
2006年の映画祭では、長編映画部門最終選考ノミネート5作品のなかに日本の作品から水島精二監督の『鋼の錬金術師』と西澤昭男監督の『NITABOH〜津軽三味線始祖外聞』が選ばれ、『NITABOH〜津軽三味線始祖外聞』がグランプリを受賞した。
そのほかテレビアニメ部門の『IGPX』や短編アニメーション・プロ部門の『ペイル・コクーン』など、日本からの作品は各部門でノミネートされている。