Semantic Qualifierを意識した診断推論(臨床推論)に向けて <目次> 1. SQとは何ですか? 2. 実際にSQを使ってみる 3. 診断困難例で使ってみる 4. 最後に 先日、千葉大学の鋪野紀好先生が編集をされたレジデントノート増刊号『症候診断ドリル』をご恵贈いただきました。この書籍の特徴は23の症候診断の中でSemantic Qualifier(SQ)を意識した書籍であるという点です。 診断推論(臨床推論)において、SQは診断にたどり着くために、とても魅力的であると感じる一方で、SQを前面から意識した書籍は数少ないと感じます。今回は、このSQが素晴らしいかを深堀りしてみたいと…