両足院は京都にある建仁寺の塔頭のひとつ。12月に入ったとはいえ、まだ紅葉も楽しめる素晴らしい環境の中で、アーティストShun Sudoの個展「Momentary」が開催されています。 彼を象徴するモチーフである「ボタンフラワー」が寺の門に掲げられていますが、現代風のアートが歴史を重ねた木造建築に想像以上に馴染んでいることがわかります。拝観料1,000円は、これだけでも決して高いとは思えません。 堂内では手水鉢や床の間に作品が設えられていて、日本古来の伝統的な空間と現代アートをうまく融合させるアプローチも目を引きます。概してShun Sudoの作品は、細かい要素を多数盛り込んでにぎやかな印象にな…