冒頭から2020年代の「Bring The Noize」と呼びたくなるようなヘヴィ・メタルなギターに意表を突かれる。ロックの意匠を借りているという点ではSlowthai「Ugly」やLil Yachty「Let’s Start Here.」と同じトレンドに乗っているとも言えるが、元々が異端なだけに白人文化の剽窃といった政治性や戦略性は全く感じられない。続くM2では更にチージーなシンセ・リフやヴォーカル・チョップが合流し、後半に至ってはイーヴン・キックのビートまでが登場してハイパー・ポップ的に展開する。Kanye WestとAntipop Consortiumが出会ったかのようなエクレクティック…