Yesの最高傑作アルバムは何といっても1972年の Close To The Edge(邦題:危機)でしょう。A面に19分弱の1曲、B面に10分前後の2曲という大作指向のアルバムにもかかわらず「聴きやすい」というのがこのアルバムの最大の特長で、複雑な展開や演奏があっても、どの曲にも明確なメロディとハーモニーとロック的なリズム(ノリ)を兼ね備えている点がリスナーの支持を得られている要因だと思っています。 この傑作アルバム以降のYesは、大作指向を拡大させた次作 Tales from Topographic Oceans (邦題:海洋地形学の物語)、脱退したキーボード奏者のRick Wakeman…