あの男が帰ってきたぞー! 2010年代の日本のインディーロックシーンを、文字通り猫のようにするりと駆け抜けていった伝説のロックバンド「シャムキャッツ」。2020年の電撃解散の衝撃と戸惑いは、1年半近く経った今でも記憶に残っている。 解散後のメンバーの動向ついて簡潔に書くと、バンドのフロントマン夏目知幸以外の3人は、自主レーベル「TETRA RECORDS」の運営を通してシーンを裏から支える存在となった。 一方で夏目はコラージュアートや映画評など、音楽に限らず様々なカルチャーに触れながら独自の道を突き進み始める。しかし新たにバンドを始めたり曲を出したりすることはなく、元気でいることを嬉しく思いつ…