先日、準備運動として左右交互に持ち替えつつ肩先から前方へ棒を振り下ろしていたところ、「ヒュン」という風切り音が1度聞こえた。普段、風切り音を立てることには拘っていないが気が向いたので試行錯誤してみた。 コツとしては、前に出す手を一生懸命早めても駄目で、同時に引き手を意識して強く・素早く引くようにして、棒の回転速度(振り下ろす速度)を上げることによって、風切り音が出るようである。今野敏さんの小説「チャン・ミー・ガー」に、空手の突きの時に引き手を腰に引くのは棒術から来ているのではないかとの記述があったと思うが、これのことかと思った。 山根流棒術の型を動画で見るととても素早く回転させており、円転の利…