ALSという有名な難病は、専門家でもよくわかっていない難病の筆頭であると思う。ALSは神経の難病であるが、筋の難病に封入体筋炎という難病がある。 難病なので、治療法はないのだが、どちらもよくわからない度合いがとても似ている。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、簡単に説明するとすると 「運動ニューロンが徐々に機能を失い、筋肉の萎縮と衰弱を引き起こす進行性の神経疾患」 という感じだ。 さらに、病態の説明をすると、 「TDP-43というタンパク質が神経細胞内に異常に蓄積し、神経細胞の機能障害を引き起こす」 となる。 これは神経変性疾患という分類にあたり、アルツハイマー型認知症などと同じく、異常なタンパ…